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2009/09/30

[Surfin']いよいよ明日!

  いよいよ明日発売!
  http://arikata.net/

  電脳市場本舗
 ~Marketing Surfin'09~
  http://www.joywow.jp/

wave#631:いよいよ明日!

(昨日のつづき)

●著者として関わる範囲

─ 阪本さんでも、ありましたか。

阪本 大アリですよ。本の著者って、一般に思われているほど自由じゃないんで
す。そもそも、役者のようなもので、監督じゃないですもん。

─ ちょっとわかりませんが・・・。

阪本 つまり、書きたいテーマがあったとしますよね。でも、だからといって、
それがすぐに本になるわけじゃない。担当編集者が賛同し、さらに編集部会議で
承認されるというプロセスがあります。

─ それの何が問題ですか?

阪本 著者は「新しい主張の提案」をしたいものです。解説本は別ですよ。ぼく
でいうなら、たとえば、「顧客参加型市場」とか、「リーダーシップ・プレーン」
とか。ところが、新しい主張は新しいがゆえに、前例がない。前例がないから、
理解されづらい。出版社編集部で会議をするときに、担当編集者はそのような前
例のないコンテンツを、「会議を通る」よう料理しなきゃならない。つまり、何
部売れそうだとか、どんな読者に向けて販促するか、とか。いつばん通り易いの
は近々に、似たような主張をした本がそこそこ売れている、という前例がある場
合。担当編集者としては助かるでしょうね。でも、新しいがゆえに、材料がない。
しんどいはずです。これまでのぼくの著作の担当さんは、翻訳も含め、みなさん、
ご苦労いただいたはずです。感謝しています。

─ その意味で、小説を書いたことのない素人の阪本さんに小説を書かせたとい
うのは勇気のあることですね。

阪本 (苦笑して)そうですね・・・あなた、言いにくいこと、はっきり言うね。
メディアファクトリーさんだからこそできたのかもしれません。担当のIさんは
大変だったでしょうね。感謝しています。

─ 『HOPE!』映画化されたら、ぼく、平田さんの役狙ってるんです。よろしく
お願いします。平田さんの真似、できます。どすどすどすどすどす!(・・・や
ろうとする)

阪本 いいですから!

─ 失礼しました・・・。
平田さんが無理なら、最悪、カオルさんでいいです・・・。

 ・・・さて、ちょっと整理させてください。

阪本 整理せなあかんのはあんた!

─ スミマセン・・・。

 本の出版ビジネスにおける「商売のトライポッド」の真ん中の「価値」を創造
し、それに形をもたせるコンテンツ(商品)は「本」。デリバリーは書店で売る
のか、ネットで売るのか、コンテキストは読者との関係性を耕す「仕掛け」と。
そうとらえてよろしいでしょうか。

阪本 結構です。で、いまおっしゃったトライポッドのうち、著者が関与してマ
ネジメントできるのは唯一「価値」なんです。ところが、それを商品である本に
する段階で、さきほどから申し上げているように、「編集部の壁」があり、乗り
越えなきゃならない。著者としては、二人三脚で伴走してくれる編集担当者には
しんどい思いをしてほしくない。できれば、スッと通る企画を出したい。でも、
担当編集者が編集部内で相当大きな力を持っているか、あるいは、超・売れっ子
の著者でもない限り、「編集会議スルーパス」というのはあり得ないんですよ。
かつ、デリバリーやコンテキストに著者は普通、タッチできない。
たとえば、本の装丁。あれは売上を左右する重要な要素です。タイトルもそうで
すね。ハードカバーかソフトカバーか、という問題もある。価格だってそう。こ
れらすべて、基本は編集部に最終決定権があります。

─ 知りませんでした。村上春樹が『ノルウェイの森』の赤と緑の装丁デザイン
を自分で提案したエピソードをどこかで読んで以来、装丁も著者が決めるものだ
とばかり・・・。

阪本 もちろん、デザインなど専門家にお任せしたほうがいいのです。自分で何
もかもやる、ということではない。マネジメントしたい、という意味です。ただ、
放っておくと、とんでもないタイトルに決まりそうになったりすることがあって
・・・。

─ どの本で、そういう体験をしましたか。

阪本 たとえばね・・・って、いやいやいや・・・まあ、よしておきましょう
(笑)。話を戻すと、一つには、本、音楽などのコンテンツビジネス全体にある
トレンド、つまり、デジタル化の流れがあることと、二つめには、著者として、
商売のトライポッドの三要素全部に関わりたい、責任持ちたい、と思ったことが、
「自前」につながったのです。

─ 自前にすると、どういいのか、もう少し詳しく教えてください。まだわかっ
たような、わからないような・・・。

阪本 つづきは明日、お話しましょう。

─ では、明日発売開始、『JOYWOW「あり方」の教科書』の
  コピーをお願いします。

阪本 絶叫型でいきます。

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とにかく買って! ウーワンワン!
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(つづく)

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 今日のSurfin'は以上です。
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