Japan on the Globe-国際派日本人養成講座  RSSを登録する

創刊7年目・3万1千部発行・まぐまぐ殿堂入り。国際社会で自分自身を語れますか?政治・外交・文化・歴史など、グローバル社会をたくましく生き抜く国際派日本人のための教養誌。

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2008/11/02

JOG-Mag No.571 日本を支える「いい会社」

■■ Japan On the Globe(571)■ 国際派日本人養成講座 ■■■■

            Common Sense: 日本を支える「いい会社」
    
                 社員とその家族の幸福追求を自らの使命とする
                「いい会社」があちこちで日本を支えている。
■転送歓迎■ H20.11.02 ■ 38,848 Copies ■ 2,977,704 Views■
  無料購読申込・取消: http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/

------------------------------------------------------------
  国際派日本人養成講座・総集編 最新版発売開始 定価 \800
                    
 創刊号から8月10日号まで560号分を、インターネット接続不
要で読めます。姉妹紙 JOG Wing の関連記事も収録。
    http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jog/jog_buy.htm
-------------------------------------------------------------
   
■1.人件費は社員の幸福を実現するための生活費■
        
    「いい会社をつくりましょう」という社是を掲げている会社が
    ある。子どもにも分かるシンプルな表現だが、この「いい会社」
    とは何か。こんな文章が続く。

         いい会社とは、単に経営上の数字ではなく、会社を取り
        巻くすべての人々が「いい会社だね」と言ってくださる会
        社のこと。

    「良い会社」というと、高い技術で高収益を誇る優等生企業を
    想像するが、「いい会社」には「あの人はいい人だね」と言う
    のと同様の共感が籠もっている。

     そして、この「すべての人々」の筆頭は社員である。

         社員自身が会社に所属することの幸せをかみしめられる
        ような会社のこと。

     この会社は、寒天作りで国内シェア80パーセントを持つ。
    48年間増収増益を続けており、売上高利益率10パーセント
    以上という「優等生企業」である。しかし、そんな数字よりも、
    この会社の会長は、48年間、リストラもせずに、社員の給料
    とボーナスを上げ続けてきたことを誇りとしている。

     現在のような不況下では、多くの企業が派遣社員、パート、
    アルバイトの首を切ったり、それでも行き詰まると、正社員で
    も希望退職を募ったり、賃金カットをする。

         そのような経営は間違っています。小社はこれまでも、
        またこれからも社員のリストラはやりません。なぜなら小
        社にとって、人件費はコストではないからです。人件費は
        目的である社員の幸福を実現するための生活費だからです。
        [1,p84]

     こう言うのは、長野県伊那市にある伊那食品工業の会長・塚
    越寛さんである。
    
■2.出入り自由の「公園」工場■

     その本社がたたずむ3万坪の敷地内には赤松などの樹々が建
    ち並び、四季折々の花が咲き乱れ、公園さながらである。しか
    も、塀も門も守衛所もないので、どこからどこまでが敷地か分
    からず、まさに公園のように、誰でも自由に出入りできる。

     幼稚園の先生が子どもたちを引率して、敷地内の小高い丘で
    お弁当を食べている。花が咲き乱れた処には、ベンチがあり、
    おじいさんとおばあさんが座っている。「日向ぼっこに来た」
    とのことで、「ここに来ると心が和む」と語る。フルートを吹
    いている人もいる。

     会社の敷地内を通って、子どもたちが通学する。その途中に、
    敷地内を縦断する車道があり、最近は車の交通量が多くなって、
    子どもたちには少し危険となった。会社は役所に歩道橋を作っ
    てくれるよう要望したが、なかなか実現しないので、「ぜひ歩
    道橋を寄付させてください」と、自社で設けた。

     この広い「公園」で、朝早くから竹箒で落ち葉を集めたり、
    また昼休みや休日には、草花の剪定をしているひとたちがいる。
    会社の社員たちが自発的にやっているのである。

     地域住民から見ても、「いい会社」である。

■3.「いい会社」でありつづけるために■
    
     こうした「いい会社」であり続けるためには、企業として成
    長し、利益を上げなければならない。そのために、塚越会長は
    3つの経営方針を立てている。

     第一に「無理な成長は追わない」。一時、寒天ダイエットが
    ブームとなった。当然、トップメーカーである伊那食品工業に
    は全国各地から注文が殺到した。しかし、会長は「すべて断っ
    てください。これは一過性の流行です。必ず廃(すた)れ、そ
    のあとには必ずいやなことが起きる。その時に社員を犠牲にし
    たくない」と明言した。ブームに乗って、急激な設備投資や人
    員増強をしたら、ブーム後に利益が落ち込んだり、人員削減を
    迫られたであろう。同社の成長とは、年輪が刻まれるようにゆっ
    くりしたものである。

     第二に「敵を作らない」。競合他社と熾烈な価格競争をして
    いれば、負けて、売上減、利益減に追い込まれることもある。
    今まで世の中になかったオンリーワン商品を創り出せば、敵は
    いない。同社は「かんてんぱぱ」という商品を開発している。
    粉末にした寒天をお湯に溶かし、冷蔵庫で冷やせばゼリーとな
    る。フルーツ、抹茶、ババロアなど、数百種類ある。こうした
    商品を一つ一つ開発して、世の中に提供しているのである。

    「かんてんぱぱ」を見た大手スーパーが、「これはすごい商品
    なので、ぜひうちで売らせてほしい」と日参してきたことがあっ
    たが、「無理な成長を追わない」という経営方針から、これも
    断った。

     第三に「成長の種まきを怠らない」。世の中にない新商品を
    生み出していくためには、研究開発を続けなければならない。
    新商品開発は「センミツ」と言われるように、千の種を蒔いて、
    三つ芽が出ればよい、という世界である。目先の利益を追わず、
    常に先を見て、成長の種まきを怠らないことが、オンリーワン
    商品を生む秘訣である。

    「成長するのも利益を上げるのも、会社を継続させるためです。
    なぜ継続させるのかといえば、社員を幸せにするためです」と
    塚越会長は言う。
    
■4.「せめてあの子たちに働く体験だけでもさせてくれませんか?」■
        
     約50名の従業員を抱える小企業で、知的障害者がその7割
    を占める会社がある。ダストレスチョーク(粉の飛ばないチョ
    ーク)で3割のシェアを持つ神奈川県川崎市の「日本理化学工
    業」である。

     この会社が知的障害者を雇い始めたのは、すでに50年近く
    前の昭和34(1959)年である。近くの養護学校の先生が訪ねて
    きて、近く卒業予定の二人を採用して欲しい、と依頼されたの
    が、事の始まりだった。

     専務をしていた大山泰弘さん(現社長)は悩みに悩んだ。雇
    うのであれば、一生幸せにしてやらねばならないが、当時十数
    人の会社では、まったく自信がなかった。「うちでは無理です」
    と断ったのだが、その先生は2度、3度とやって来て、頼み込
    む。3回目には、大山さんをこれ以上悩ませるのに堪えられな
    くなって、こんな申し出をした。

         大山さん、もう採用してくれとはお願いしません。でも、
        就職が無理なら、せめてあの子たちに働く体験だけでもさ
        せてくれませんか? そうでないとこの子たちは、働く喜
        び、働く幸せを知らないまま施設で死ぬまで暮らすことに
        なってしまいます。私たち健常者よりは、平均的にはるか
        に寿命が短いんです。

     そこまで言って頭を下げる先生の姿に、大山さんは心を打た
    れて「一週間だけ」という約束で、二人の少女に就業体験をさ
    せてあげることにした。
    
■5.「あの子たちを正規の社員として採用してください」■

     就業体験の話が決まると、子どもたちだけでなく、先生方や
    親も大喜びした。朝は8時始まりなのに、7時には会社に来た。
    それもお父さん、お母さん、さらには心配のあまり先生までが
    付き添ってきた。夕方3時頃になると、親御さんたちが「何か
    迷惑をかけていないか」と、遠くから見守っていた。

     約束の一週間の就業体験が終わる前日、十数人の社員全員が
    「お話があります」と大山さんを取り囲んだ。

         あの子たち、明日で就業体験が終わってしまいます。ど
        うか、大山さん、来年の4月1日から、あの子たちを正規
        の社員として採用してください。もし、あの子たちにでき
        ないことがあるなら、私たちみんなでカバーします。どう
        か採用してあげてください。

     これが、社員みなの総意だという。それほどに二人の少女の
    一生懸命の働きぶりは、みなの心を動かしたのである。簡単な
    ラベル貼りの仕事だったが、二人は仕事に没頭して、「もう、
    お昼休みだよ」「もう今日は終わりだよ」と背中を叩かれるま
    で、気がつかないほどだった。ほんとうに幸せそうな顔をして、
    仕事に打ち込んでいたのである。

■6.働くことによって得られる幸福■

     社員みなの気持ちに応えて、大山さんは二人の少女を正社員
    として採用した。それ以来、障害者を少しずつ採用していった
    が、大山さんには一つだけ分からないことがあった。

     それは彼らがミスをした時などに、「施設に帰すよ」と言う
    と、泣きながらいやがる事だった。どう考えても、会社で毎日
    働くより、施設でのんびり暮らしていた方が幸せなのではない
    か。

     ある時、法事の席で一緒になった禅寺のお坊さんに、この点
    を尋ねてみると、こんな答えが返ってきた。

         そんなことは当たり前でしょう。幸福とは、(1)人に愛
        されること、(2)人に賞められること、(3)人の役に立つこ
        と、(4)人に必要とされること、です。そのうちの(2)人に
        賞められること、(3)人の役に立つこと、(4)人に必要とさ
        れること、は施設では得られないでしょう。この三つの幸
        福は、働くことによって得られるのです。

     こう聞いて、大山さんは、目から鱗(うろこ)が落ちるよう
    な気がした。「人間にとって『生きる』とは、必要とされて働
    き、それによって自分で稼いで自立することなんだ」と気づい
    た。

         それなら、そういう場を提供することこそ、会社にでき
        ることなのではないか。企業の存在価値であり社会的使命
        なのではないか。

     これ以来、50年間、日本理化学工業は積極的に障害者を雇
    用し続けてきた。
     
■7.65歳のおばあさん■

     障害者を受け入れたものの、はじめの頃は、どうやって仕事
    を教えたらいいのか、苦労の連続だった。普通は設備に人間の
    仕事を合わせるのだが、大山さんは、障害者たちが仕事ができ
    るように、一人ひとりの状態に合わせて機械を変え、道具を変
    えていった。

     たとえば、数字が読めないために、量りが使えない子には、
    色分けした様々な重りを作って、青い容器の材料は青い重りで
    量って混ぜて、と教える。こういう工夫をして、一人ひとりの
    能力を最大限に発揮させていけば、健常者に劣らない仕事がで
    きることが分かった。

     [1]の著者・坂本光司氏が、この会社を訪ねた時、おばあさ
    んがコーヒーを持ってきてくれた。「よくいらっしゃいました。
    どうぞコーヒーをお飲みください」と小さな声で言うと、お盆
    を持って帰っていった。

    「彼女です。彼女がいつかお話しした最初の社員なんです」と、
    大山社長がぽつりと言った。15、6歳のときに採用されて、
    今は65歳ほどにもなって、腰が曲がり、白髪になっている。
    60歳で定年を迎えたが、その後も嘱託社員として雇われてい
    るのである。その50年という年月の重さを思うと、坂本氏は
    涙をこらえることができなかった。

     その後、坂本氏が工場を視察したら、この女性は一生懸命、
    チョークを作っていた。

■8.「人の役にたつ」幸福■

     工場では、健常者の社員たちも実に明るい顔つきをしている。
    なぜか、と尋ねた坂本氏に、大山社長はこう答えた。

         自分も社会に貢献しているんだという、思いがあるから
        だと思います。一介の中小企業ではありますが、そこに勤
        めて、自分も弱者の役に立っている、社会の役に立ってい
        る、という自負が、社員のモチベーションを高めているの
        ではないでしょうか。[1,p62]

     ある市役所の市長はじめ幹部役員が同社を視察した後、帰り
    のバスに乗り込んだ途端、市長がこう言った。

         役所で使うチョークは全部、この会社から購入できない
        か。それくらいしか、私たちは、この会社に貢献すること
        ができないから。[1,p58]

    「人の役に立つこと」が幸福なら、この会社はこうして顧客に
    も幸福のお裾分けをしていることになる。
        
■9.「社員第一」こそ企業の最大の使命と責任■

     坂本光司氏の著書『日本でいちばん大切にしたい会社』[1]
    には、ほかにもこのような心を打つ「いい会社」が、いくつも
    登場する。それらに共通する点がいくつかある。

     その一つは、これらの会社は、社員とその家族を幸せにする
    ことを、最も大切な使命であると考えている、という事である。
    経営の世界では、よく「顧客第一」というが、それは間違って
    いると、坂本氏は主張する。

        ・・・自分が所属する会社に不平と不満・不信を抱いてい
        る社員が、どうしてお客様に身体から湧き出るような感動
        的な接客サービスができるでしょう? お客様が感動する
        ような製品を創れるでしょう?

         ですからいちばん大切なのは、社員の幸せなのです。社
        員と、それを支える家族の幸せを追求し実現することが、
        企業の最大の使命と責任なのです。[1,p21]

     社員を幸福にするためには、会社は存続し、利益を上げ続け
    なければならない。こう覚悟した経営者は、不景気になっても、
    安易に人を切ったりできないので、真剣勝負となる。社員の方
    も、会社の存続と発展のために、全力を尽くす。そこから、並
    の企業では思いつかないようなアイデアや力が出てくる。

     こういう「いい会社」があちこちで、従業員とその家族、顧
    客や地域を幸せにして、日本を支えているのである。
                                         (文責:伊勢雅臣)

■リンク■
a. JOG(354) 道徳力と経済力
    経済発展の原動力は「正直、信頼、助け合い」の道徳力にあ
   る。
   http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h16/jog354.html
b. JOG(489) 天命と天職 〜 日本人の仕事観
    天命に仕え、天職を持つことが、 「世の中で一番楽しく立派
   なこと」である。
   http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogdb_h19/jog489.html

■参考■(お勧め度、★★★★:必読〜★:専門家向け)
  →アドレスをクリックすると、本の紹介画面に飛びます。

1. 坂本光司『日本でいちばん大切にしたい会社』★★★★、
   あさ出版、H20
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860632486/japanontheg01-22%22

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ おたより _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
■前号「『自由と繁栄の弧』を創る〜 日本に元気を」に
  寄せられたおたより

                                             カヨコさんより
     麻生さんのお陰で、偏狭な自虐史感から抜け出せた若い人た
    ちが増えている気がします(自分も含めて)。

    「自国の良さを認める=軍国主義」と直結するかのような、左
    翼思想に洗脳されてもがき苦しんでいた私も、色々と調べて行
    くうちに、マスコミを代表するリベラル派の人達が声高に叫ぶ
    主張はどうも違うのではないかと思うようになっていました。

     そのタイミングで、一国の首相になった人が、公人として
    「日本人を信じる」と言ってくれたことが、大きな心の支えと
    なっています。

     日本の良さを素直に見つめる事が出来る人たちが、生き生き
    と活躍してくれるようになれば、押し付けではなく、自主的な
    希求によって日本と友好的な付き合いを望む国が増えてくれる
    だろうと期待しています。
 
     先人や海外で頑張っている人達に恥じぬよう、日本人として
    の誇りを持って日々を生きていこうと思います。


                                        super-bingoさんより
     麻生総理大臣の所信表明演説には、大変力強さを覚えました。
    ここ数十年の新総理大臣の所信表明演説の中では一番でした。

     元気の無い日本においての新総理としての船出は決して楽で
    はないでしょう。

     首相が安倍政権時の外相時代での功績はほとんど知りません
    でした。しかし今号を読んで、大変すばらしい身のある実績を
    残されたことに対して、尊敬の念を感じ得ました。願わくば、
    解散後も麻生総理大臣のお手並みを拝見したいものです。

     インドでの地下鉄工事のお話もとても感銘しました。

         自由の前提はルールを守ることであり、繁栄の前提は労
        働を美徳とすることだ。そのような価値観を身につけた国
        民が「自由と繁栄」を勝ち得る。

     非常に深い言葉です。

    「新しい日本人像」も感銘を受けました。

        人間は、世のため人のための使命を抱いた時に元気になり、 
        困難を通じてそれをやり遂げた時に、自信を得る。

     現在の無気力な若者に是非とも伝えたい言葉ですね。

                                   
                                               竜児さんより
     インド地下鉄工事の話は我々日本人には、当たり前のことが
    現地の人達には斬新で、目を見張ることになる良い例だと思い
    ます。

     ささやかな経験ですが、返還前の香港での合弁会社立ち上げ
    に従事し、私は経理総務担当でした。約束の一年が経ち帰国し
    ましたが、帰国に当たり、部下だった20歳前半の女性事務員
    から、”色々教えて頂いて有難う御座いました。”と真面目な
    顔をして礼を言われたのには面食らいました。(考えてみれば、
    自分の将来の役に立つ知識、技能を身につけることを彼女達は
    真剣に考えていると言うことでしょう)又、当時は英国人が沢
    山香港に出稼ぎに来ていました。ある現地人によると、”英国
    人は私腹を肥やす人が多いが、日本人はそうではない。”のだ
    そうです。”但し、日本人は交際費は良く使う。”と言うのに
    は大笑いとなりました。

     業務知識を共有する、汚職はしない、と言った我々日本人に
    は当然のことが、国によっては当然ではなく、業務知識は個人
    知識とし他人には教えない、機会があればピンハネをする、と
    いった企業風土の地では、我々の常識が非常に目新しいことに
    なるようです。

     いずれにしろ、このように現地の人達は我々日本人をよく観
    察しています。私もそうでしたが、昭和30〜40年代に海外
    駐在した日本人は、だれが言うともなく、”日本人として恥ず
    かしくないように行動する。”という自己規律をもっていたよ
    うに思います。(テーブルクロスの掛かっていない所で食事を
    するな、と上司が指導したり、エチケットに外れたことをする
    と、他社の人から遠慮なく注意される、ということがありまし
    た。)日本が経済大国になった頃から、傍若無人な態度の日本
    人が増えたような気がします。今後とも、”日本人として恥ず
    かしくない行動をする”ことを心がけたいものです。


                                   「縁起空 大阪」さんより
     今回の配信,いたく感動しました.そして涙が溢れました.
    その涙が流れるまま,この返信を書いております.

     アジア諸国に出向き,現地の人々を支援してこられた自衛隊
    員各位や民間の方々の活動に触れ,同じ日本人として本当に頭
    が下がる想いです.自分もこれに恥じぬ生き方をせねば,と想
    いました.

     56年の人生を振り返ってみれば,家内に厳しく指弾された
    通り,己の事しか考えない傲慢な人生を歩んできました.その
    因果応報の如き自業自得の苦しみが永年の人生の中に並存し続
    けてきたと感じ,己を変えなければと試行錯誤してきたのもま
    た我が人生であったと思います.

     その様な私にとっては,大変に高いハードルですが,大変価
    値のある「高さ」ゆえ,むしろそれを超えようと思う自分に,
    生き生きとした高揚感を抱いております.今この時代,この日
    本に生まれ生きていることを無上の喜びと思う次第です.

     最近家内は,まだ未成年の3人の子ども達に「世の中には様
    々な理由で困っている人々が数多い.その人々を助ける仕事を
    せよ」とさかんに言い聞かせており,家内本人も持病を抱えな
    がら必要な資格取得に励んでおります.

     一番そうでないのが私ですが,最も基本的な己の姿勢から正
    していく必要を感じ,関係するすべての人々に対して少しでも
    お役に立てる様意識的に努めながら,その時々に自分の襟を少
    しずつ正すべく,そしてそれがなかなかできずに四苦八苦する
    毎日です.

     ただ,お陰様で人情の機微に触れることが大変多くなり,生
    活そのものが小さな感動の連続であるが如き日々を多少なりと
    も体験できるようになってまいりました.

     何時も素晴らしい言霊をお送り頂き,それによって励まされ
    る毎日です.

■前々号「『みんな仲良く』の日本人『俺が俺が』の韓国人」に
  寄せられたおたより

                                             Masaoさんより
     強くてしかも優しい日本人のご紹介を頂くと、思わずほろり
    としてしまうことがあります。優しさの中に秘めた強靭な精神
    を持っているのが本来の日本人なのでしょうが、最近は優しさ
    ばかりが目に付き、このままでは国際競争に勝ち残れるか、将
    来が案じられてなりません。

     私は消費財の輸入商社を経営しており、海外の展示会などを
    巡り、生活に役立つ製品を探しておりますが、韓国の製品は原
    則として取り扱いませんので、展示会でも韓国の会社のブース
    は素通りです。それは韓国人に対する差別とか蔑視と言う事で
    はなく、韓国の会社と取引をすると国民性や考えの違いで、ト
    ラブルが起こる可能性が高いだろうと思われるからです。

     私はNYに5年ほど駐在していましたが、会社の同僚の紹介で、
    韓国人の商店経営者と良く食事を一緒にしましたし、ナイトク
    ラブ勤めの女性ですが、金銭関係無しにお付き合いしたことも
    あります。又乗り継ぎの関係で韓国の空港を利用することもあ
    りますが、空港のスタッフは、皆さん笑顔で応対、とても親切
    です。それなのに何故政治問題や金銭が絡むと、韓国の人がと
    たんに激しく、厳しくなるのかその落差に驚きます。

     私の父は、戦前祖父が高雄にある日本企業の工場の責任者を
    務めていたこともあり、学生時代に良く台湾へ行っていたよう
    ですが、台湾の人は大好き、それに比べ、比較的リベラルな考
    えも持ち主であったにも拘らず、なぜか韓国の人は嫌いで、と
    ても悪く言っていました。

     高校・大学生の頃は、私も若かったのでそんな父の考えを差
    別と考え、憤慨していたものでしたが、いろいろなことを見た
    り、聞いたり、読んだりすると、それなりの理由があるのだな、
    と言う事が判ってきました。これは日本人相手だからいうこと
    ではなく、基本的な韓国の人々の考え方に起因するものかと思
    われます。

     隣国でありながら、お互いに大変不幸なことといわざるを得
    ませんが、何百年犬猿の仲であった仏独が今や大人同士として、
    ECの主要メンバーとして、ごく通常の間柄になっている事を考
    えると、全く可能性が無いことも無いのではないか、と考えた
    りもします。

     せめて、仲良くお手々つないで、とまではいかなくとも、こ
    づき合いや蹴っ飛ばしたりしないで、共存できないものかと考
    えるのですが、果たしてどうでしょうか。

  
■ 編集長・伊勢雅臣より

     一灯を掲げて一隅を照らす日本人が、周囲の日本人の心に灯
    を点すのですね。

     読者からのご意見をお待ちします。以下の投稿欄または本誌
    への返信として、お送り下さい。
     掲載分には、薄謝として本誌総集編を差し上げます。
    http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jog/jog_res.htm

============================================================
Mail: nihon@mvh.biglobe.ne.jp または本メールへの返信で
Japan on the Globe 国際派日本人養成講座
姉妹誌「国際派日本人のための情報ファイル」JOG Wing
             http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogindex.htm
購読解除:   http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/quit_jog.htm
相互広告: 弊誌読者の参考になるメルマガとの相互広告歓迎。
============================================================
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る