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2009/12/01

進路インフォメーションボックスニュース VOL.154

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          進路インフォメーションボックスニュース      VOL.154

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  1.「何となく進学」の弊害
 2. 今年も不調 専門学校の出願状況(関西エリア)
  3.更新・新着情報

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★ 1.「何となく進学」の弊害――☆
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この夏、7月8日の読売新聞が、大学入試に関する気がかりなニュースを伝えて
いた。学力を問う筆記試験に合格する新入生の数が減り、各種の推薦制や面接中
心の「AO」試験で入学する学生が増えているという。
大学の学力水準を維持するには、一般入試の合格者が最低で30%は必要だとさ
れるのに、私学では3割強がこの水準に達しておらず、中には1%台の大学もあ
る。ほとんどの学長が、新入生の基礎学力の不足を感じていて、入学後に到達度
試験を実施し、習熟度別のクラス編成をする大学が、国公私立の全体で80%を
超えたというのである。
~中略~
一部の私立大学では、工学部の入学者で分数の足し算ができず、文科系で常用漢
字の書けない学生がいるという事実を耳にしたこともある。基礎学力とは何かと
いう議論もあるだろうが、これでは義務教育の完了さえ果たされていないという
ほかはない。
一方で振り返ると、平均的な学歴を高くしようという趨勢は、第二次大戦後、一
貫して強まってきた。高校入学者の割合は急速に増加し、今では98%に及んで
いる。すでに高校は事実上、義務教育の延長になっているのである。
~中略~
問題は、こうした高学歴化が学力向上と結びついて来なかったという現実である。
かつて意欲と努力を必要とした進学が、いつの間にか社会の惰性となり、生徒が
ただ何となく上級学校をめざす風潮が広まってしまった。勉強したいからではな
く、みんな行くから高校へ進む若者が増えたのである。
これと並行して、戦後の義務教育には学力を確認する関所がなくなってしまった。
小学校にも中学校にも落第制度がなくなり、漫然と教室に座っていても卒業はで
きるようになった。少子化の結果、高校も質を選びさえしなければ、どんな成績
の生徒でもどこかに進学できるのは、あたりまえになっている。
高学歴化が惰性となり、学習に試練がなくなったおかげで、起こったことは人生
のモラトリアムの長期化であった。得意な教科がなく、とくに「できること」も
なく、したがって「何がしたいのか」がわからない生徒がめだつ。人間は何かで
きることがあって、初めてしたいことが見つかるものだから、学力不足は目的意
識の喪失につながるのである。
~以下省略~

              <2009年11月23日 読売新聞より抜粋>

近年の大学入試は、その種類や期間・方法まで昔と様変わりしてしまい、学費を
出せば誰もがとりあえず大学には入学できる時代になりました。
昔は、大学自体が高いハードルだったため、第一志望や第二志望・滑り止めの大
学、さらには予備校への入学準備までしていたものでしたが、今ではほんの一握
りの受験生しか経験しなくなったことだといえるでしょう。
受験生の皆さんに今一度考えてもらいたいのが、「なぜ自分はこの大学を受験す
るのか」ということ。目的意識をもちそのために「この大学を受験する(この大
学に入りたい)」という気持ちで、受験に望んでいただきたい気持ちです。


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★ 2. 今年も不調 専門学校の出願状況(関西エリア)  ――☆
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10月末日現在、関西エリアにおける専門学校の出願状況は、高1・高2あたり
から進路も学校も決めて取り組んできた学生や、例年のように人気の高い分野・
人気の高い学校などには、10月の上旬に出願を済ませてしまう傾向が、見られ
ましたが、全体的に見るとやや停滞気味といったところでしょうか。この状態は
11月も継続すると思われ、12月にはいってから出願する学生の動きもほとん
どないと予測しています。10月の出願最盛期(?)後は、少数の出願が毎月ダ
ラダラと続くような感じになるのではないでしょうか。
就職が大変厳しい状況から、工業高校や商業高校など就職を対象とした高校に通
う生徒の進路変更(就職から専門学校へ)が見られるかも知れませんが、家庭の
経済状況から、あったとしてもそう多くはないでしょう。

専門学校としては当然、次年度の学生募集に不安を感じてきますので、学生確保
のためにも、出願をした場合何か特典(例えば、入学金の免除期間の延長や特待
生・学校独自の奨学生枠の増加、教材の無料券あるいは割引など)をつけてくる
学校がほとんどでしたが、これも早期出願特典として10月中に出願を済ませた
学生が恩恵を受ける。といった状況でしょうか・・・。
現在では願書受付は行っていますが、入学直前になって募集停止になる学校が出
る可能性も否定できません。出願する際には、十分注意を払う必要があります。

では、どういった学校がさらなる学生募集をしているのでしょうか?一番わかり
やすいチェック方法は、新聞広告(TV面、社会面などに掲載されています)に
頻繁に出てくる学校です。新聞広告は、広域の不特定多数に手っ取り早く宣伝で
き、最後の定員確保にむけた広報手段としては打って付けの媒体だからです。
もちろん、新聞広告を出していなくても、学校に直接問い合わせて確認するのが
確実です。大半の学校は来年の2月~3月まで学生募集活動を行なっていること
でしょう。(以前は人気のある学校や希少価値のある学校は、年内に募集が終わ
ってしまったということがありましたが、今はそのようなことはごく稀だと思い
ます。)

これから出願を考えている人は、高校の先生に推薦状(指定校推薦があるか確認)
を書いてもらったり、特待生試験や学校独自の奨学生試験などを積極的に受験す
ることをお勧めします。意外な特典が付いてきたり、特待生(低ランク)や奨学
生なったりするかも知れませんよ。また、経済的な負担を軽減してくれるような
システムか制度がないか、聞いてみるのも一考だと思います。


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★ 3. 更新・新着情報  ――☆
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★編集後記

◇2011年版ポケットブック配布開始から・・・わずか2日で高校配布分が無
 くなってしまいました。今回配布のポケットブックは、かなり大幅に変更し、
 情報誌でありながらワークブックでもあり手帳でもある、といった優れもので
 す。高校からの追加請求に請求につきましては、配布後3日目からお断りして
 いる状況ですので、高校の進路関係の先生は悪しからずご了承ください。

◇今月号は、内容を少し変えて「なぜこの大学に行くのか」ということを考えて
 もらう内容にしました。高い学費をだして4年間通う学校です。今までのよう
 な休校になればラッキーという気持ちから、休講になれば勿体無いくらいの気
 持ちで学生生活を過ごしてもらえるようになれば、私としても幸甚です。

◇学校関係者の方で「進路インフォメーションボックス」上から、自校の資料請
  求ができるようにしたい方はご一報下さい。(ホームページの専用フォームか
  らお申し込み下さい。)

◇早いものでもう師走。来月のメルマガはお休みです。次回メルマガの配送は、
 平成22年2月1日を予定しています。

◇このメールマガジンに対するご意見・ご感想をお待ちしております。
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発行日:平成21年12月1日
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協  力:進路研究会

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