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2009/12/15

KIP091215「時代とともに進化、堺の会社」

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 2009年12月15日(火)   第2787号
 日刊! 関西インターネットプレス
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■本日のコラム「時代とともに進化、堺の会社」
 火曜日担当:産業ジャーナリスト 竹原 信夫

◎堺で250年の歴史

 先日、大阪府堺市にある材木店に取材に行きました。材木関係のお仕事
をされているところは、歴史のあるところが多いです。こちらのお店もそ
んな1社でした。この社長さんは、「昭和7年の創業で、私で3代目です」
と、言われます。
でも、「堺では250年の歴史があります」と、付け足されました。
「え!昭和7年ではないのですか?」と、聞きなおしました。「材木業が
昭和7年ということです」と、言い直されました。

◎製塩、酒造、製薬…

実はこの会社では、材木商を始める前から違うビジネスをされていたので
す。「以前はどんな仕事をされておられたのですか?」と聞きました。
「材木業になる前は酒屋、その前は膏薬屋、その前は製塩業でした」と言
われます。
歴史のある堺で、その時その時の時代のニーズに合ったビジネスを展開さ
れているのです。3代目となる材木業も、よくお話を聞いていると、少し
ずつ変化していました。

◎不動産・建築業に進出

「最初は材木を売るだけだったのですが、ボクの代になって変わって来ま
した。材木業だけでは食べていけなくなっているからです」と。そして、
始められたのが不動産・建築業でした。材木を使う建築業にまで参入され
ているのです。
このほか、マンション経営もされています。「不動産もリスクの大きなも
のではなく、堅い商売に徹しています」と言われます。

◎アルミ製の遮熱材

そんななか、最近注目を集めている事業が、遮熱材のビジネスでした。
「これは建築をやっていて、外国の建材関連を輸入しているときに見つけ
たものです。優れた商品です」と自慢されます。
高純度のアルミ箔と発泡樹脂を重ね合わせたものです。輻射熱により、優
れた断熱効果を発揮します。さらに、不燃性、軽い、かさ張らないなどの
特色があり、従来の断熱材に比べてメリットがたくさんある商品です。

◎インターネットで販売

建築事業から派生したものですが、材木を素材にしない同社にとっては
ニュービジネスです。既存の販売網があまり活用できないと思い、「販売
ルートはどうしているのですか」と、質問しました。
そうしたら、「100%近くインターネット販売です」と言われます。取
引先の息子さんに作ってもらったそうですが、毎日、注文が入る人気のサ
イトになっているようです。

◎ロールをカット売りに

ロール状のものを1メートル単位でカット売りされるなど、買いやすいよ
うに売り方を工夫されていました。「今では全売り上げの3割は、この遮
熱材です」と、喜んでおられます。
生き残るため、時代の変化に合わせて、ビジネスの内容をどんどん変えて
行く。250年の進化の歴史を感じました。


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産業情報化新聞社
 日本一明るい経済新聞(BSJ)
 HP http://www.akaruinews.com

【プロフィール】
竹原 信夫/たけはら のぶお
 昭和23年10月29日生まれ。大阪府出身。
・昭和46年3月関西大学社会学部マスコミ学科卒、同年4月日本
 工業新聞編集局大阪経済部入社、平成2年経済部次長(デスク)、
 9年2月から経済部長。2001年より独立。
・ビジネス・ストリート・ジャーナル(BSJ)編集長、大阪府異
 業種経営者異能専門家交流会議(IBC)専門家委員、大阪経済法
 科大学客員研究員。
 家族構成は妻と長女と10匹のネコちゃん。


●●● お知らせ ●●●

重点シンポ「コンテンツと地域再生2」
http://www.gscc-c3.jp/wn.cgi?1259809414

2008年度の本シンポ第一回「コンテンツと地域再生1-無形の世界遺産と
デジタルコンテンツによる地域発展」で御紹介した地域コンテンツの代表
である島根県の「石州半紙」が世界無形遺産(ユネスコ無形文化遺産)登
録が実現した。さらにこの和紙を利用し、人気マンガ家里中満智子さんに
よる和紙美術もつくられ、期待されている。このように、これからは有形
の世界遺産はほぼ終わり、無形の世界遺産の時代に入るといわれ、それを
利用したビジネスが予測されている。そこで、本シンポジウムでは、島根
県の具体的な事例を通して、地域の中に眠っている文化資本や自然資本を
コンテンツ化することによる地域経済社会の再生戦略を提言する。

【日時】2009年12月21日(月)18:30〜21:00
【会場】大阪駅前第2ビル6階・大阪市立大学文化交流センターホール
【参加登録不要、参加料無料、参加自由】


【イベントカレンダーはこちらのURLからもご覧いただけます。】
http://easyurl.jp/jxk
※「EasyURL」さんのサービスを利用してURLを短くしております。

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 発 行  関西デジタルプレス http://www.digipre.com
 発行人  野々下裕子 kip@digipre.com

 配信協力 まぐまぐ http://www.mag2.com/
      bloguru.com http://www.bloguru.com/kip
 講読の変更・解除 >http://www.mag2.com/m/0000000122.htm
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