2009/06/04
KIP090604「Twitterは誰が使っているのか?」
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 2009年06月04日(木) 第2724号 日刊! 関西インターネットプレス ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ■本日のコラム「Twitterは誰が使っているのか?」 木曜日担当:関西デジタルプレス「デジ・プレ」編集長 野々下 裕子 ここのところ天候不順が続いていて、普通の季節感というものをすっかり 忘れてしまっているNonoshita です。梅雨もまだなのに夕立のような雨が 降ったり、強い風が吹いたり。寒暖差もはげしかったりするので、みなさ ま体調にはくれぐれもお気をつけください。 さて、今回は先日のあとがきにもそろりと書いた Twitter(ツイッター) のお話をば。まず簡単に Twitterの説明をするとすれば「つぶやき型ブロ グ」とでも呼べばいいでしょうか。使い方は簡単で Twitterに登録(無料) して、自分のページからテキストを 140字以内で投稿するだけ。もしくは 同じようにつぶやいている世界中の人たちを“フォローする”して、自分 のページで見られるようにするというものです。 でもって、 Twitterでは他の人のつぶやきにコメントができる機能もあり ます。とはいえ、コメント元の発言を引用したり、リンクされたりするわ けではないので、コメントさえも一つのつぶやきとして公開されるのがお もしろいところ。もちろん見られる相手を制限したり、あるいはダイレク トメールの形でメッセージも送れますが、あくまですべてが公開されるわ けです。 とはいえ、Twitter Inc.が07年5月に正式に設立された後にサービスを使 い始めた当初は「いったいどこがおもしろいの?」と感じておりました。 なにせ利用者も少ない上にどう使っていいかがよくわかんない。チャット 感覚だけど相手がその場にいるかいないかわかんないし、つぶやきを見逃 して返事がもらえない可能性だって少なくない。そんなものでどうコミュ ニケーションすりゃいいのよ、という感じで、すぐに利用しなくなったの でした。まあ、その頃はつぶやきの絶対量も質も、あまりにも低かったの ですよね。 そんな状況が変わりはじめたのは今年に入ってからのこと。写真や動画へ のリンクが簡単にできたり、ブログの一部やニュースサイトのヘッダーを 取り込んで表示できたりと、いつの間にかいろんな機能が増えていた。そ れもほとんどが利用者の工夫やアイデアによるもののようで、気がつけば あっという間に周囲に利用者が増えていたのでした。 そのあたりの傾向については数字でもきちんと裏付けられていて、ネット レイティングス社の調査によると、国内の Twitter利用者は今年の1月か ら4月の間で 2.6倍になったとか。ちなみに全体の利用者は56万人と、米 国1708万人、英国252人という利用者に比べるとはるかに少ないのですが、 これまでの経験からすると利用者が 100万人を越えるともっと爆発的にブ レイクするはずです。 いずれにしても国内で普及が遅れてるのは日本語のバリアもあるでしょう。 たとえば、 Twitterの人気を高めている速報的な情報はまだほとんどが英 語。ロイターなどのニュースサイトが正式に Twitterを利用している例も あって、ある意味新しいRSS として使われているようなところがあるので すが、日本でもそういう利用のされ方はまだこれからという状況です。 たとえば、日本でも一部の人がRTといって、他の人の発言をまんま引用し て転載してくれたり、ニュースサイトから情報をひっぱってくれてるので すが、こうした使い方をして発信者になろうという方の存在はまだまだ少 ないもの。まあ、単なるニュースやRSS の速報型リーダーとして使うなら ば、別に Twitterでなくてもかまわないし、発信元に直接アクセスするほ うが確実で速いわけですから。 じゃあ、 Twitterの何がいまおもしろいのかといえば、やっぱ知り合いが 「ねぇねぇ、知ってる?」という感じで投稿してくれるネタだったりする わけです。自分の琴線に触れる情報をサルベージして、瞬間的に発信して くれる人といかにつながれるかってのが、 Twitterを楽しめるかどうかに かかわってくると言ってもよいかと。 もちろん、著名な編集者やライターさんをフォローするだけでもおもしろ いとは思うのですが、そこはやはりパーソナルメディアなので、面識がな い人のつぶやきがいかにニュース性が高くてもピンとこなかったりします。 逆に知り合いならば「こんな店に行ってきた」というどーでもいいことで もすごくおもしろかったりする。そういう意味ではオンラインなのに、リ アルなつながりと密接な関係がある、新しいカタチの SNSツールでもある わけです。 しかして、最近の Twitterはおもしろくなってきた一方で問題も感じてた りします。というのも、最近になってフォローする人を増やしたのもある んですが、便利なツールが登場したせいか、iPhoneなどを使ってひんぱん にアクセス・つぶやいてる人達が増えてきて、この1ヶ月ぐらいはとんで もないつぶやき量が表示されるようになってきたから。 といってもフォローしているのは60人程度と、人数そのものは多くないし、 50人ぐらいだった頃のつぶやき量は半分以下かもっと少なかったかと。つ まり、最近増えた10人ぐらいの人達が、それこそとんでもない量をつぶや いているのです。もちろん内容がおもしろいからフォローするわけですが、 全体のつぶやき量で割ると関心率は、ほとんどつぶやいてない人と同等か、 れ以下の可能性もあったりして。 まあ、このあたりはここ数ヶ月の目を見張るほどの Twitterの進化と連動 しているものでもあるので、もうしばらく様子を見る必要はあるやもしれ ません。そもそも、ここ数ヶ月で同じ日とでもつぶやきの中身が変化して たり、いろいろな使い方を試す人が増えてきてるので、そのあたりはとっ ても興味深いものがあったりします。 てなわけで、 Twitterをどういう人達がどう活用をしているか、について はもう少し調査するとおもしろい傾向が見つかりそうな感じ。そのあたり については、またしばらくしてから、リポートを書きたいと思っておりま す。 ・Twitter http://twitter.com/ ・Twitter ブログ http://blog.twitter.jp/ ・米国発のマイクロブログサービス「Twitter」の利用者が日本でも順調 に増加(ネットレイティングス社調査) http://www.netratings.co.jp/New_news/News05272009.htm 【プロフィール】 野々下 裕子/ののした・ゆうこ いよいよ来週にWWDCが開催されるということで、Apple が何を仕 掛けるかがちょっと楽しみな関西デジタルプレス=「デジ・プレ」 編集長。現在使用中のSoftBank機種が今月いっぱいで契約期間が 切れるので、いよいよiPhoneユーザーになるべく、コツコツと情 報を仕入れております。個人的には3.0 0Sのうんぬんより本体デ ザインがどうなるかが気になるところ。購入した暁には使用感も ろもろを含めてご紹介したいと思っているKIPコラム&ブログ への感想などは「kip@digipre.com」宛によろしくであります。 【イベントカレンダーはこちらのURLからもご覧いただけます。】 http://easyurl.jp/jxk ※「EasyURL」さんのサービスを利用してURLを短くしております。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 「日刊! 関西インターネットプレス」http://www.digipre.com/kip 発 行 関西デジタルプレス http://www.digipre.com 発行人 野々下裕子 kip@digipre.com 配信協力 まぐまぐ http://www.mag2.com/ bloguru.com http://www.bloguru.com/kip 講読の変更・解除 >http://www.mag2.com/m/0000000122.htm ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ (c) Kansai Digital Press. All rignt reserved.



