2008/04/01
KIP080401「奈良漬店で見た!大仏経営」
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 2008年04月01日(火) 第2538号 日刊! 関西インターネットプレス ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ■本日のコラム「奈良漬店で見た!大仏経営」 火曜日担当:産業ジャーナリスト 竹原 信夫 ◎歴史を感じる奈良漬店 前回は鹿せんべいの話で、ついつい脱線してしまい、本来書こうと思っ ていた奈良取材の話が書けませんでした。ということで、今回は、その話 を…。 奈良公園にある老舗の奈良漬店です。大仏さんで有名な東大寺のほん入口 にあり、観光客で賑わっています。取材に応じていただいたのは、4代目 の社長さんでした。 「創業は明治2年です」とおっしゃいます。ボクは「もっと古いものと 思っていました」と、素直に言うと、「そうなんです。この年に事業の届 けを出したということです。だから、本当はそれより以前からやっていた と思います」と。 ◎奈良漬の歴史とは 「やはり江戸時代ですかね」と、聞き直しました。「分かりません」と おっしゃったので、それ以上、創業時期を突っ込めませんでした。その代 わり、奈良漬の歴史を教えてもらいました。 「奈良は日本酒の発祥の地です。その日本酒をつくる過程で酒粕がでるの です。その酒粕で野菜を漬け込んだのが奈良漬のはじまりです」と。室町 時代から粕漬けとして存在し、江戸初期には漢方医が瓜を漬けたもの考案、 これが奈良漬の原型となったそうです。 ◎地元素材を昔ながらの方法で 「奈良漬に誇りを持っています」と、社長さんは今も地元の酒造会社から 酒粕を仕入れて、昔ながらの方法で奈良漬をつくっておられます。酒粕は、 すぐに使うのではなく、じっくり寝かせて発酵させ、手間ひまかけて、本 物の奈良漬を製造されているのです。 素材の野菜も、地元にこだわり、大根、瓜、スイカなどを漬け込んでおら れます。キュウリは「大和三尺」と言われる昔の品種を復活させ、奈良漬 にされているのです。 ◎たくさん儲けたらアカン 「うちは一切宣伝していません。声を出して人を呼ぶな、お客に媚びるな というのが家訓です」と笑われます。品質さえ良ければ、お客様は黙って いても買いに来てくれるという考え方です。 また、「ようけ儲けたらアカン、利益は爪の垢程度でよろしい。お客様に 還元することが大事」という先代からの経営方針をしっかり守っておられ ます。 ◎間口をせばめた経営へ 「これからは間口をせばめて、売切れた段階でその日の商売をやめるよう にしたいですね」と、あまりガツガツされていません。奈良のお店には、 京都の店とはまた違ったおおらかな雰囲気があります。これも、大仏さん の影響かも知れません。お客様に惑わされない、どっしり落ち着いた経営 を目指しておられました。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 明るいルマガ会員募集中! 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 産業情報化新聞社 日本一明るい経済新聞(BSJ) HP http://www.akaruinews.com 【プロフィール】 竹原 信夫/たけはら のぶお 昭和23年10月29日生まれ。大阪府出身。 ・昭和46年3月関西大学社会学部マスコミ学科卒、同年4月日本 工業新聞編集局大阪経済部入社、平成2年経済部次長(デスク)、 9年2月から経済部長。2001年より独立。 ・ビジネス・ストリート・ジャーナル(BSJ)編集長、大阪府異 業種経営者異能専門家交流会議(IBC)専門家委員、大阪経済法 科大学客員研究員。 家族構成は妻と長女と10匹のネコちゃん。 ●●● お知らせ ●●● 「2008年度中小企業経営革新ベンチャー支援事業の公募」のご案内 http://www.ipa.go.jp/software/chusho/2008/kobo.html IPAは、国際競争に打ち勝つ新たなビジネスモデルを創出し、ソフト ウェア分野を活性化させ、中小企業の生産性向上を実現することにより日 本経済の発展に資することを目的とした「中小企業経営革新ベンチャー支 援事業」の公募を開始しました。 本公募は、優れた技術シーズをもとにSaaS(Software as a Service) 型の新しいビジネスモデルや技術の事業化を目指す中小ITベンチャー企業 を発掘し、その開発、事業化を支援するものです。 多数のご応募をお待ちしております。 ◆公募期間:2008年3月26日(水) 〜 2008年5月7日(水)17:00 ※応募は期間内に電子申請にて行ってください。 【本件に関するお問合せ先】 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA) ソフトウェア開発事業部 2008年度中小企業経営革新ベンチャー支援事業担当 E-mail:08itv-kobo@ipa.go.jp ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 「日刊! 関西インターネットプレス」http://www.digipre.com/kip 発 行 関西デジタルプレス http://www.digipre.com 発行人 野々下裕子 kip@digipre.com 配信協力 まぐまぐ http://www.mag2.com/ bloguru.com http://www.bloguru.com/kip 講読の変更・解除 >http://www.mag2.com/m/0000000122.htm ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ (c) Kansai Digital Press. All rignt reserved.



