2009/11/06
F1 HYPER NEWS - 第17戦アブダビGP観戦記「可夢偉 再び」
F1ハイパーニュース [第17戦 アブダビGP観戦記 「可夢偉 再び」] □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ■■■■■ ■■ F1ファンのネットサーファーに贈るハイパーニュース ■ ■ ■ ○○○ 第17戦 アブダビGP観戦記 ○○○ ■ ■ ■■■ ■■ ■ このメールマガジンは、F1ファンのページ発行です。 ■ ■ ■ ■ ■ ■■■■ 発行者:田原 俊哉 nrf52035@nifty.com □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼△ トピックス △▼ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★☆ 宜しかったらアンケートに回答お願いします ☆★ ■ 第17戦 アブダビGP観戦記 「可夢偉 再び」 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 仙太郎 : sentaroh@passion55.com ■ アンケート結果 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★☆ 宜しかったらアンケートに回答お願いします ☆★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 宜しかったらアンケートに回答お願いします ■ 頂いた内容は次号に掲載させて頂く事があります。 この時メールアドレスやお名前(HN含む)は掲載されませんのでご心配なく。 また、気に入った記事がありましたら、ライターへ直接激励のメッセージでも 送りませんか。やはり反応があると嬉しいものですよね。 アンケート回答は、以下をメールソフトにコピーして、nrf52035@nifty.com までメール下さい。このメールニュースへの返信でも結構です。 ●今週号は面白かったですか? ○はい ○いいえ ○どちらともいえない ●今週号の感想をお聞かせ下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 第17戦 アブダビGP観戦記 「可夢偉 再び」 仙太郎 : sentaroh@passion55.com ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 目次------------------------------------------------------------------- 1.2009 Rd.16 ブラジルGP観戦記 2.Pit-FM F1MEETING @ アブダビGP開催のお知らせ 3.ラジオ番組出演のお知らせ ----------------------------------------------------------------------- ▽トラブルに泣いた ハミルトン 二位のベッテルを0.6秒以上引き離してポール・ポジションを獲得したハミルト ン。 燃料搭載量は約2周分6kg軽かったが、それを差し引いても圧倒的な速さだった。 今シーズンは各チームの戦闘力が僅差で、1秒内に10台がひしめき合う状態も、 特別ではなかった。 そんな状況の中での、このタイム差でのポール・ポジションは、圧巻。 KERSを持つハミルトンは、長い直線を持つ第二セクターだけで、最大ベッテルに 0.5秒もの差をつけていた。 これはKERSの威力だけでなく、強力なメルセデス・ベンツのエンジンの恩恵もあ った。 現在、レッドブルへのエンジン供給を巡って関係がこじれている二社であるが、 メルセデス・ベンツのエンジンは、やはり大きな競争力となっている。 だが好事魔多し。 スタートでKERSを使いトップでレースを進めたハミルトンだったが、スタートし て数周後から、右リアのブレーキにトラブルが発生。 タイムが上がらずに、二位のベッテルを引き離すことができない。 大きなブレーキングポイントが複数あり、ブレーキを頻繁に使う第三セクターを かかえるこのサーキットで、ブレーキトラブルが出てはさすがのハミルトンも為 す術がない。 それでもなんとか、1回目のピットストップまではリードを保つが、2周早くピ ットに向かうハミルトンは、十分なマージンを築くことができず、1回目のピッ トストップ後にベッテルにかわされてしまう。 ピットアウト後には、ブレーキトラブルが深刻な状況になり、大きなクラッシュ につながりかねないと判断したチーム側が、ハミルトンにリタイヤを宣告した。 勝てたレースを落としたハミルトンであったが、苦しいシーズンが終わった開放 感からか意外とさっぱりとした表情だったのが印象的だった。 開幕当初はQ1で脱落することも多かった昨年のチャンピオンであるマクラーレン であったが、さすがは名門チーム。 きっちりとマシンの開発を進めてきて、最終的にはシーズン2勝。 ハミルトンの力とKERSの威力があったのは事実だが、それでもやはりマクラーレ ンというチームの底力には驚かされる。 ▽レッドブル 終盤三連勝 ハミルトンがいなくなった後は、ベッテルの独壇場だった。 悠々とレースをリードして、今シーズンの4勝目。 レッドブルにとっては6勝目となる勝利をプレゼントした。 本来であれば、ブラジルGPでも予選のミスさえなければベッテルが終盤三連勝を 飾ってもおかしくない速さがあっただけに、アップダウンが激しい、今シーズン を象徴した終盤のフライアウェイの3レースとなった。 勝てるレース、取れるポイントをたくさん落としたベッテル。 レッドブルのマシンが空力的に敏感で、ダウンフォースの変動量が大きいという 特徴はあったのだが、オーストラリアやシンガポールにおいて、ミスで落とした ポイントは致命傷となった。 今のポイント制度に移行してからは、とにかくポイントを取り続けないとチャン ピオンにはなれない。 1位と2位のポイント差はわずかに2点。 勝ち星が多くても、リタイヤが多いとチャンピオンは無理である。 ただ、ベッテルは頭の良いドライバーであり、学習能力が高いので来シーズンは 同じ間違いをしないだろう。 来シーズンのベッテルが本当に楽しみである。 ▽吹っ切れたバトン ブラジルGPでチャンピオンを決めたバトンが久しぶりに吹っ切れたいい走りを見 せてくれた。 最後に表彰台に昇ったイタリアGP以来、チャンピオンを意識しすぎて、手堅くポ イント獲得をしてきた彼だったが、ここではシーズン序盤を彷彿とさせる、素晴 らしい走りだった。 それでも勝てなかったのは、相対的にブラウンGPの戦闘能力が落ちてきているか らである。 序盤は圧倒的なアドバンテージを持っていたブラウンGPだが、後半戦は潤沢な予 算を持つチームに追いつかれ、抜かれてしまった。 このコースは長い直線が二本あることも、彼らには幸いした。 強力なメルセデス・ベンツのエンジンを持つ彼らは長い直線を含む第二セクター でレッドブルに約0.2秒のアドバンテージがあった。 暑いアブダビは、日が落ちても気温、路面温度共に下がらずに、ブラウンGPが持 つタイヤの発熱性が悪いという問題も発生しなかった。 レース終盤は、ソフトタイヤでペースの落ちたウェバーとのバトルを楽しませて くれたバトン。 2009年のチャンピオンにふさわしいドライビングだった。 ▽可夢偉 再び ブラジルGPで印象に残る走りを披露してくれた小林可夢偉だったが、ここアブダ ビでも素晴らしい走りを見せてくれた。 ワールドチャンピオンのライコネンとバトンをコース上で抜き去り、チームメイ トのツゥルーリより上位の6位入賞。 今シーズンのルールにより、テストが禁止されている状況は、新人ドライバーに はかなり厳しい。 あのベテランのフィジケラですらフェラーリに移籍した後は、まったく活躍がで きていない。 可夢偉の素晴らしい走りが、高いトヨタの戦闘力に依存していることは間違いが ないが、だからこそチームメイトのツゥルーリを上回る順位でフィニッシュした ことは評価できる。 確かにツゥルーリと可夢偉は、2ストップと1ストップで戦術が違った。 だが、二人のラップタイムを見ると燃料搭載量の差を考えても、ほぼ互角である。 ブラジルGPでは、ラップタイムにかなりのばらつきが見られた可夢偉だったが、 今回は燃料が減れば減っただけ、タイムアップできており、ベストラップもツゥ ルーリを遜色のないタイムだった。 バトンを抜いたシーンも、直前のピットストップでバトンが多くの燃料を搭載し ていたことが大きな要因であるが、それでもあの場面でまたバトンを抜きにかか る姿勢がいい。 ブラジルGPでいろいろと批判されてきた彼のドライビングだが、それでも抜きに かかるメンタリティは本物のレーサーである。 そして実際に抜いてしまう彼の技術は、見事としかいいようがない。 実際、彼の6位入賞はライコネンとバトンの二人をコース上で抜いたことが大き な要因である。 そういう意味では実力で勝ち取った6位である。 決して上位陣が脱落しての結果ではない。 トヨタのツゥルーリとグロックが来シーズン、チームを離れることが決定的な今、 小林可夢偉の将来は大きく開けようとしている。 確かにグロックの代わりにブラジルGPで乗れたことは幸運であった。 だが、そこでの走りは実力である。 そして、ブラジルの走りがあったからこそ、アブダビがある。 ほんの1ヶ月前には、来シーズンの活動すら見えていなかった可夢偉がである。 事前テストがない状態で、いくらマシンが良いからといって2レース目で入賞す ることは並大抵のことではない。 彼の来シーズンがあることを願い、そして来年に期待したい。 ※この観戦記は、トヨタ撤退前に書かれています。 トヨタの撤退に関しては、別のコラムに書かせていただきます。 ▽ライコネンの終戦 11位でスタートしたライコネンは、フェラーリでの最後のレースを12位で終えた。 だが、これは致し方がない。 シーズン半ばで早々に今年のマシン開発をあきらめたフェラーリのマシンは、明 らかに戦闘力がなかった。 それでも終盤にライコネンがポイントを獲得していたのは、彼の才能が大きな理 由である。 正直後半戦で、彼以外のドライバーがフェラーリに乗っていたらポイントを獲得 するは、難しかっただろう。 ましてスパで勝つなどと言うことは、彼以外の誰にもできないであろう。 それだけに、来シーズン彼の才能が見られなくなるようなことがあれば、F1にと っては大きな損失である。 現在、マクラーレンと彼のマネージメントチームは条件面での細かい詰めをおこ なっている最中である。 勝てるマシンに乗ったライコネンの走りを来年も見てみたい。 ▽ルノー最後のレース アロンソ もう一人のワールドチャンピオン フェルナンド・アロンソもルノーでの最後の レースを14位で終えた。 ルノーもシーズン半ばに今年のマシン開発を凍結。 フォース・インディアの躍進などもあり、恐らくグリッド上で最も遅いマシンの 一台だろう。 それだけに、アロンソがシンガポールで表彰台を獲得したのは、驚き以外の何も のでもない。 だからピケJRやグロージャンが苦労しているのは、当たり前なのである。 アロンソは優れているから、何とか結果を残しているが、普通のドライバーでは、 乗りこなすことすら難しいのが、今年のルノーのマシンである。 来シーズンは、フェラーリへ移籍することが決まっているアロンソであるが、彼 のリーダーシップは、フェラーリが必要としていることであり、来年のアロンソ は期待ができそうである。 ▽さよならBMW エンジン供給から含めると約10年活動をしてきたBMWのF1活動が終わった。 シーズン序盤はKERSを搭載して、戦闘力がまったくなかったBMWだったが、KERS を外してから急速に開発が進んだことは皮肉である。 シーズン終盤はクビサが表彰台に登るなど、著しく戦闘力を上げたBMW。 結局、コンストラクターとしての勝利はわずかに1勝だけであった。 それでも彼らがウィリアムズへのエンジン供給で見せてくれた、パワーには驚か された。 彼らの後継チームが来シーズン継続して参戦できるかどうかは、まだ未定である。 素晴らしいプライベートチームである、ザウバーの系統を引き継ぐこのチームに 未来があることを願いたい。 【編集後記】 それにしても、可夢偉の活躍には驚かされます。 また、こんな活躍をしてくるとは。 今までの日本人ドライバーのイメージを覆す可夢偉。 来年のシートをなんとか探して欲しいと思います。 そしてトヨタの撤退は、予想されていましたが、やはり実際に発表を聞くと驚き ました。 これについては、別のコラムを書かせていただきます。 御期待ください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 仙太郎 70年代からF1を愛する、F1エンスージアスト。 「Pit-FM F1Meeting」レギュラー解説者 FM放送「F1 LOVE JOURNEY」レギュラー解説者 バックナンバーはこちらのブログへ。 http://blog.passion55.com/ 励ましやご感想のある方はこちらのアドレスまで、 どうぞ。 sentaroh@passion55.com ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃●F1ハイパーニュースは、F1ファンのページより発行されています。 ┃ ┃ 編集長 田原俊哉: nrf52035@nifty.com ┃ ┃ ┃ ┃●Copyright(c),1997 F1ファンのページ ┃ ┃ 当メールマガジンに掲載されたすべての記事を許可なく転載することを ┃ ┃ 禁じます。 ┃ ┃●NPW(ネットワーク・パブリッシング・ライター)に励ましのメール ┃ ┃ を送りましょう。楽しいコラムを書く励みとなるはずです。 ┃ ┃●NPWを募集しています。興味がある方は、nrf52035@nifty.com まで ┃ 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